「ポンピドゥー・センター傑作展」

IMG_1121こんにちは。zonoです。
先日の灼熱の火曜日に上野の東京都美術館で開催されている「ポンピドゥー・センター傑作展」を見てきました。
この展覧会は本当に本当に本当におもしろいので興味のある方はぜひご観覧をオススメします!
私はパリのポンピドゥー・センターへ行く幸運を数回得ましたが、正直に申し上げてパリで見るよりおもしろいし、わかりやすいと思いました。
1年ごとに1作家の1作品を選んで、作者のポートレートと言葉を作品に並置した展示によってつながるアートのタイムラインは、フランス近現代美術のさまざまな局面を「イズム」などの従来の枠組みがとらえきれないリアルな時代の鼓動として私たちの前に浮かび上がらせてくれます。
展示デザインを担当したのが田根剛氏といのも魅力のひとつです。
氏のデザインした2014年のミラノサローネにおけるシチズンの広告「LIGHT is TIME」(One Show 2015 デザイン部門(屋内空間体験部門)で金賞を獲得)やフランスのGRAND PRIX AFEX 2016の大賞を獲得した「エストニア・ナショナル・ミュージアム」はテレビやWEBで見ているだけでもワクワクしてくるようなプロジェクトですが、そんな氏の作品の一つを実際に見る夢を叶えてくれるのです。

「作品をアーティスト本人が語る展示構成にしました。 時代を追いかけながら、アーティストと作品、作品と言葉、 言葉とアーティストに注目して下さい。 これまでに見たことのない斬新な展示を試みました。 偉大なる傑作への敬意ある挑戦です。」

とは展示デザインに対する氏のコトバです。
いつもの抑揚のない美術館の内部が展示デザインによってこんなにも美しくドキドキする空間に生まれ変わっているのに、アーティストの作品を鑑賞する邪魔することなく鑑賞者に新しいインスピレーションを与えてくれるなんて凄すぎます!

私はこの展覧会で1906年から1977年までの71年間を約2時間半で旅しました。
それはモダンアートが終わり、コンテンポラリーアートが立ち上がり始める現場に立ち会うという、ものすごくスリリングで贅沢な時間でした。

カテゴリー: TACHIZONO   パーマリンク

コメントは受け付けていません。