「鍵のかかった部屋」

2016_10_5おはようございます。zonoです。
塩田千春さんの「鍵のかかった部屋」という作品を神奈川芸術劇場で見てきました。
張り巡らされた赤い糸と世界中の人々から提供されたたくさんの使い古された鍵、5つの古い扉で構成する美しい空間は、展示室に入った瞬間からその世界観が鑑賞者を飲み込みます。

作品では鑑賞者は3つの視点を体験できるようになっています。
ひとつは作品中を歩いて作品の意味世界を内側から体験する視点。
もうひとつは作品を鑑賞する他者を含めた作品全体を俯瞰する外側からの視点。
そして3つめの視点は、一面がすべてガラス張りの壁に映し出された他者とともに作品を鑑賞する鑑賞者自身を見る視点です。

タイトルと作品中の鍵の扱いはある意味で「駄洒落」ですが、言葉とその意味することの関係を心地よく転換していく様は、作者が使用したマテリアルの一般的な意味を解体し再構成していくプロセスを鑑賞者にも体験させる仕掛けとも言えるかもしれません。
赤い糸につるされている古い鍵は鑑賞者が作品に自身の物語を引き込む文字通り「鍵」となっていることに気づかされます。
そして運命の赤い糸が鍵と物語りと展示空間にいる人々をつないでいくんですよね。
”鍵のかかっていない”扉の意味するものは・・・・
これはぜひ体験していただきたく思います。

いや~ 面白かったです!!
10/10までやってるそうです。
こちらから作品の動画と詳しい情報が手に入りますよ。
もしよかったら行ってみて下さいね。

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