プロバンス記 その9

多くの人がそうであるように、私も旅の宿選びは大切にしています。
好きなのは、自分が世界のその場所に居ることが部屋の中にいてもわかるように配慮された宿。
それと、接してくれるスタッフがフレンドリーで生身の人間らしくあること。

私自身の経験した範囲でのことではありますが、そのような宿は客室数が5~15くらいのB&Bに多いように思います。
リゾート地や田舎のB&Bでは、オーナーが大都市からUターンしてきたか移住者であればさらに「当たり」の確立が高くなる気がするのは、都会の人間がそこに何を求めてやってくるかを彼らが理解しやすいからなのでしょうか。

そんな宿はアクセスが抜群にいい場所にあるわけではありません。
それでも、わざわざそんなところへ宿泊するゲストは、これまた何となく波長が合う人々のようです。
「袖触れ合うも多少の縁」みたいな感じで、互いの時間が楽しいものになるよう配慮ができる人が多く、滞在がさらに有意義になるという好循環が生まれる気がします。

大手ホテルチェーンに宿泊すると世界のどこにいてもそのホテルチェーンにいることが意識されますよね。
それはもちろん安心・安全を感じる居心地の良さがありますが、飛行機で何時間も旅をした後に都内のホテルに泊まったときと同じ印象ではちょっと味気ない感じがします。

そんな野心的な希望をささやかな私の予算で満たしてくれる宿探しも、今はWEBを使えば以前より容易にできるようになりました。

そしてゴルドでの宿泊は私の希望を十分に満足させてくれたのです。
gold-garden1入り口のゲートを入るとまずは見事な庭が迎えてくれます。
ラベンダーとオリーブ、糸杉などプロバンス定番の植物を軸にバラやジャスミンなどを上手に配置したプール付きの美しい庭は、遠景のリュベロンの豊かな大地と見事な調和をなしていました。
gold-garden2
出迎えてくれた美しい女性は宿のマダムで、後になって庭の素晴らしさを伝えたとき
「主人はアーティストよ。この庭は彼の作品なの。」
と、嬉しそうに教えてくれました。

庭がご主人の作品なら室内はマダムの作品となるのでしょう。
gold-dining1上の写真は朝食をいただくダイニングですが、いつでも自由に使うことができます。
gold-dining2ダイニングから庭を望みます。左側の黒い服の女性がこの宿のマダムです。

gold-room客室の窓辺です。
プロバンス名物の白い木綿、刺繍入りのレースのカーテン、ドライフラワーが雰囲気を出していますよね。

gold-nightこちらの写真は夜のダイニング。
電球色の優しい光が心地よく向かえてくれます。
私のスマホで撮ったつたない写真ですが楽しんでいただけたら嬉しいです。

それでは、また次回に。

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