こんにちは。zonoです。
今回はルシヨンというゴルドから10kmほど東にある街をご紹介します。
顔料の原料である黄土、オークルの採掘場として古代ローマ時代から知られていたという村は、足元の土から家々の壁までが黄色と赤のグラデーションに彩られています。
ゴルドが蜂蜜色の石積みからなるシックでエレガントな印象なのに対して、ルシヨンは可愛らしい印象ですね。
「フランスで最も美しい村」にゴルドの次に選ばれたのも納得です。
私が行った6月は本格的なバカンスシーズンより1ヶ月くらい早かったので、街中に観光客がごったがえしているという程でもなく閑散として寂しく感じることもない、丁度いい感じでした。
土産物屋もこんな感じだと思わず立ち寄りたくなりますよね。
村のはずれにはオークルの採掘場跡を巡るハイキングコースも整備されていて30分ほどのショートコースと60分のロングコースを楽しむことができます。
もちろん、私はロングコースにチャレンジしたのですが写真のように地元の小学生の課外授業らしき集団もいたりして、とてものんびりしたものでしたよ。
そして、運のいいことにこの日はマルシェのある木曜日でした!
広場にはいろいろな店が立ち並びとても賑わっています。
私は写真のハーブやスパイス、塩のブレンドを量り売りしてくれる店が気に入りました。
全身にタトゥーを入れた気合いの入ったお兄さんが愛想よく英語で応じてくれます。
ここで、ミックスハーブや乾燥させたバラの花びらを混ぜてほのかに香らせたピンク色の塩、クミンなどのスパイスとハーブを混ぜたものなどを購入しました。
これは今でも料理のときに重宝しています。
最後に、マルシェでは定番の具沢山パエリアとワインを買って帰途につきました。
たった10km移動しただけでこんなにも雰囲気の違う村があるなんて、リュベロンは奥深いですね。