プロバンス記 その12

Bonnieux1今回はボニュー(Bonnieux)という村をご紹介したいと思います。
場所は前回のジュリアン橋から南へ約6km、車で10分ほどの道程です。
着いてみたら、ちょうどマルシェの日だったようで村の入り口にある教会の前の広場を中心に賑わっていました。
昨日のルシヨンでも運よくマルシェに出会うことができました。
私はマルシェというのは日曜日に開催されるものと思っていましたが村によってそれぞれ開催日は決まっているようですね。

ここで晩酌用にハーブに漬け込んだオリーブとチーズを買いました。
ボニューも広大なリュベロン自然公園の中にある美しい鷹ノ巣村のひとつです。
村の西方にある突き出た尾根には18世紀のサド侯爵のシャトー城館の廃墟もあるそうです(現在の所有はデザイナーのピエール・カルダン氏)。
露天を冷やかしながら頂上にあるもうひとつの教会を目指して細い坂道を上がっていくと次第に人影もまばらになっていきます。

歩いていて気付くのは土産物屋やカフェのセンスの良さ。
都会のエッセンスをほどよく取り入れながら、土地の個性を引き出した商品やメニュー、インテリアはそれだけで一見の価値があります。
南仏を旅しているとここでの「豊かさ」は私たちが日ごろ考えるのとは少し違うのかもしれないと何となく気付く思いがします。

Bonnieux2 Bonnieux3

坂道を10分ほど登ると頂上の教会に付きました。
そして、そこには肥沃なリュベロンの大地を見下ろす絶景が待っていてくれました。
Bonnieux4 Bonnieux5

さて、そろそろランチの時間かな(笑)。

カテゴリー: TACHIZONO   パーマリンク

コメントは受け付けていません。