4月のシフトのご案内

IMG_20200311_162702_resized_20200311_042714177こんにちは。zonoです。
今年は例年より暖かいので桜の花も今週あたりから咲きそうですね。
桜の景勝地も例年よりは人が少なめだとか。
来週あたり、散歩がてら出かけてみようかと思っています。
4月のシフトが決まりましたので2月の残りと合わせてお知らせ致します。
どうぞよろしくお願いします。

WEBからのご予約はこちらです。

【4月のスタイリストのお休み】

火曜日は定休日となっております。
立薗信幸  3(金),16(木),22(水)
岩根陽一  10(金),20(月),30(木)
樋渡ゆかり 2(木),9(金),17(金),23(木)
ミネタショウゴ 6(月),24(金)

こちらのシフト表でも確認できます。

【3月のスタイリストの残りのお休み】
火曜日は定休日となっております。

立薗信幸  12(木),25(金)
岩根陽一  16(月),26(木)
樋渡ゆかり 13(金),19(木),27(金)
ミネタショウゴ 18(水)

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プロバンス記 その32 もっとも幸運だった最悪の日 ④

worstday2私がぶつけた車の修理代をレンタカーの保険で補償しようと提案した私に、男性は解決策が2つあると言いました。

「ひとつはあなたの言う通り保険を使う方法だよね。
これから警察と保険会社に電話してここでずっと待ってて、それから書類を書いて提出してね。
それからお金が支払われるわけだ。
あなたはフランスには住んでいないんだよね?

ふたつめの解決策はね、、、
まあ、これくらいなら50ユーロもあれば直せると思うんだよ。
だからあなたがここで私に現金で50ユーロ払うってことなんだ。」
もちろんこの提案は私にとって願ったりかなったりです。
保険を使う場合に必要な面倒な手続きと多くの時間がわずか50ユーロで解決できるなんて!
私は喜んで50ユーロの現金を男性に手渡しました。

「ひとりで旅行しているの?バカンス?」
と男性に問われたので、そうだと答えるとさらに
「プロバンスはどう?いいところでしょう?」と聞かれました。
「景色がいい。食べ物は美味しい。そして何より人がいい」
と答えると彼は笑いながら
「こんなことでせっかくの旅行の印象を悪くしないで欲しいんだ。
ここからの旅も楽しんで。」と。

じ~ん(しばし感動)・・・
ええ人や。。

彼らに別れを告げて、高速をカルカッソンヌに向けて車を走らせながら考えました。

私が車を停めた場所の前方は高速道路の本線に入るために車を加速させる道路に通じていました。
もし、彼らの車にぶつからなければ私の車はそこまで動いて大事故になっていたかもしれません。
私は彼らの車の1mくらい後方に車を停めていたので”ちょこっと”当たった程度の事故で済みました。
もし、これが車ではなく人にぶつかっていたらとか、、、
もし彼らがヤバい人だったらとか、
ものすごい高級車だったらとか、、、

モンペリエで失くした財布も捨ててもいいくらいに使い古したものでしたし、中に入っていた現金は20ユーロくらい。
クレジットカードを1枚失くしましたが後でカード会社に電話を1本入れれば済むことです。

いろいろありましたが、被害は考えうる限りで最小限だったのではないかと。。。
「なんて運がいい日だろう。」
心の底からそう思いました。

運転席でゆっくりと深呼吸をひとつ。
カーラジオのスイッチを入れて流れてくる長閑な音楽を聴きながら、もと来た道を安全運転で戻りました。

めでたしめでたし(笑)。

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プロバンス記 その31 もっとも幸運だった最悪の日 ③

 

worstdayお婆ちゃまが指さしたアスファルトに落ちたブレーキランプの破片を見て、彼らが自分たちの車をバックしたときに誤って私の車にぶつけたのだと思いました。
自分のシトロエンを確認してみると、ありがたいことにバンパー部分に小さな傷が付いただけです。
これくらいならレンタカー会社も何も言わないでしょう。
私は「いいよ、これくらい大丈夫。ノープロブレム。オーケー、オーケー。」
と、お婆ちゃまたちをなだめようとしましたが全然納得してくれず、さらに何か訴え続けています。

わかんないな~。と思っていたらひとりの男性がやって来ました。
どうやらお婆ちゃまたちのお連れのようで年齢は私と同じくらいでしょうか。

” Is it your car? ”

と訊ねてきたので、そうだと答えると、
「君の車が私の車にぶつかったんだよ。」と。
そんなことあるわけがありません。
私は自分で車を運転してここに駐車したのです。
前の車にぶつかっていたら私が気付かないはずがありません。
私がそう主張すると、
「サイドブレーキはかけたかい?」

 

えっ!?

 

急いでドアを開けて車内を確認してみると運転席横のサイドブレーキのレバーは引かれていませんでした。
私は状況を理解しました。
私はプロバンスでの運転をビュンビュン楽しもうとマニュアル車を借りていました。
マニュアル車というのは、車を離れるときはシフトレバーをニュートラルにしてサイドブレーキをかける必要があります。
私が日本で普段使っている車はオートマチック車で、シフトレバーを”P”ポジションにしてエンジンを切ると自動的にサイドブレーキがかかる仕組みなので車を停めるときにサイドブレーキをかける習慣がないのです。
実はこれまでも旅の途中で何回かサイドブレーキをかけ忘れて車を離れたことがあったのですが、停めた場所が傾斜していなかったためか事なきを得ていました。
ところが、今日はどうやら前方に緩く傾斜した場所に車を停めたようです。
私がサイドブレーキをかけ忘れて車を離れた後に、傾斜によってゆっくりと前方に進んだ車が彼らの車の後部にぶつかったのでしょう。
「あのトラックの運転手が君の車が私たちの車にぶつかるのを見ていたんだよ。」
見るとトラックの横の木陰で休んでいる運転手がこちらを睨んでいます。

 

「何が起こったかを理解しました。申し訳ありませんでした。
でも心配しないでください。私は保険に入っているのであなたの損失を補償できます。」
完全に私の過失で彼らに迷惑をかけたことがわかった私は心から謝るとともに解決策を提案しました。
男性はやれやれという顔をしながら、私の目を真っ直ぐに見て言いました。

 

「そうなんだよ。解決策は2つあるんだ。」

 

2つ?

私が危険を察知したときに頭の中で点灯する赤いランプが音もなく回り始めるのを感じました。

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プロバンス記 その30 もっとも幸運だった最悪の日 ②

 

cal1モンペリエの宿とガソリンスタンド。
この日、私が支払いをしたのはこの2か所だけです。
財布を失くしたのはこのどちらかであることはほぼ間違いないでしょう。
カルカッソンヌからモンペリエまでの150kmを引き返すことにした私は、スーツケースの奥に隠してあった予備の財布に現金と別のクレジットカードが入っていることを確かめてリュックに入れました。
落ち着くように自分に言い聞かせて最初はゆっくりと車を出します。

高速道路に入ると、すぐにいちばん内側の車線にに入ってひたすらシトロエンのアクセルを踏み込みながら、何度も記憶をたどってみるのですがこういうときの記憶ってホント曖昧なんですよね~(笑)。
戻ったとしてもガソリンスタンドという所はいろいろな人の出入りがかなりあるし、、
宿のスタッフは悪ふざけの若者たちだし、、、
まあ、見つかる確率はほぼないだろうなあ、、、、
などといろいろ考えながら1時間ちょっとでモンペリエに着くと、まずはガソリンスタンドへ行ってみました。

 

私が使った給油機やその周囲を見ましたが、やはりどこにも財布はありません。
売店のレジに行くと先ほどの女の子がまだいました。
スマホで
「私は財布を失くしました。知りませんか?」
という文章も内容も間の抜けたコトバをグーグル先生にフランス語に翻訳してもらって見せましたが、女の子は同情の笑みを浮かべて首を横に振りました。

 

まあ、そうですよね。。。

 

次に、宿に戻ってみました。
スタッフには電話で用件を伝えてあります。
対応したスタッフは、「部屋も探してみたけどどこにもなかったよ。」とのこと。
彼らの上司か宿の主人らしい男性も出てきて
「ここにはないと思うよ。そのガソリンスタンドで防犯カメラの映像を見せてもらったら?なんなら私が電話してあげようか?」
と。
でも、もし映像に私の財布を拾う人が映っていたとしてもどうにもなりません。
警察に届けても探してくれるわけでもないでしょうし、その時間も無駄な気がします。

 

結局、諦めてカルカッソンヌに戻ることにしました。
すぐに行動すれば予想どおり3時すぎには戻れそうです。
今日3回目になる150kmの道のりを今度は通常の速度で走っているとき、空腹に気付きました。
考えてみれば、朝食を食べてから何も口にせず400kmくらい車を走らせていたのだから当たり前ですよね。
高速道路で食事ができるサービスエリアを見つけて車を入れると駐車スペースに車を停めて遅い昼食をとりました。
サンドイッチをコーヒーで流し込みながら、
「やっちゃったな~」
と、ひとしきり落ち込みます。。。
でも失くした財布はスリや盗難に遇ったときのためにと、今は使っていない古いものだったし、現金はたぶん20ユーロくらいしか入っていませんでした。
クレジットカード1枚は残念ですが、他にも数枚持ってきているので今後の旅への影響は全くありません。
被害は最小限に抑えられたと思うべきと、自分の気持ちを切り替えてトイレを済ませて車に戻ってみると、、

 

3人のお婆ちゃまが私に向かって口々に何か言ってきます。
フランス語だから全くわかりませんが、どうも友好的な雰囲気ではありません。
すると、お婆ちゃまのひとりがアスファルトの上にあった赤いブレーキランプの破片を私に見せました。
どうやら私のシトロエンとお婆ちゃまたちの車がぶつかったようです。

 

えーーーーーっ?!

 

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3月のシフトのご案内

 

shift03こんにちは。zonoです。
あっちもこっちも新型ウィルスの話でもちきりですが、早く落ち着いてくれるといいですね。
3月のシフトが決まりましたので2月の残りと合わせてお知らせ致します。
どうぞよろしくお願いします。

 

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【3月のスタイリストのお休み】
火曜日は定休日となっております。
立薗信幸  5(木),12(木),25(金)
岩根陽一  11(水),16(月),26(木)
樋渡ゆかり 6(金),13(金),19(木),27(金)
ミネタショウゴ 4(水),18(水)

 

こちらのシフト表でも確認できます。

 

【2月のスタイリストの残りのお休み】
火曜日は定休日となっております。
立薗信幸  13(木),19(水)
岩根陽一  20(木),26(水)
樋渡ゆかり 21(金),28(金)
ミネタショウゴ 残りは休まず営業します。

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プロバンス記 その29 もっとも幸運だった最悪の日 ①

 

mon3今回は、私のプロバンスの旅の中でいちばんしんどくて思い出深いエピソードを書こうと思います。
なんと、本当に財布を失くしたのです!

モンペリエは以前にも訪れたことがある街でしたので1泊だけにしました。

翌朝、相変わらずおふざけモードの若者たちを相手に宿のチェックアウトを済ませた後、近くのガソリンスタンドで給油しました。

このときも給油のやり方が全然わからなくて近くの男性に声を掛けました。
どうやら奥の売店で給油したい量の支払いを済ませてからガソリンを入れるシステムのようで、男性は私を手招きして売店のレジまで連れて行くと英語を解さないレジの女性にフランス語で通訳してくれました。
おかげでスムーズにことは運び、お礼を言って車をスタートさせました。

目的地はカルカッソンヌ。
距離にして150kmほどで、この旅の中で1日で走る距離としては最長になります。
この頃になるとフランスの道路事情にもグーグルマップのナビにもすっかり慣れていた私はすぐに高速道路に入り、平均時速140kmほどで快調に車を走らせてあっという間にカルカッソンヌへ到着しました。
昼前には町の入り口の駐車場に車を入れて、取り敢えずランチでも食べに行こうと。

財布がないことに気付いたのはこのときです。
いつも街歩きで使うリュックの中にスマホと財布とパスポートがあるかを確認したときのことでした。
スマホもパスポートも、その他いろいろもありましたが財布だけがありません。
リュックの他のポケットや車の中のいろいろな収納スペースやシートの下やら確認しましたがどこにもありません。
最後には後部座席の後ろに入れてあったスーツケースを開けて中を確認しましたがもちろんありません。

落ち着いて整理してみましょう。

宿をチェックアウトするときに、私は確かに財布を持っていました(宿代を清算できたのですから!)。
だから部屋に置き忘れたということはありえません。
ガソリン代はクレジットカードで払いました。
でも、レジへはクレジットカードだけ持って行ったと記憶しています。
そのとき財布は・・・・?
支払いのレシートは車の中にありましたがクレジットカードはありません。。。
その後はいちどだけサービスエリアでトイレ休憩を取りましたが、文頭の写真のようにトイレとベンチがあるだけで売店などはないところだったので財布は出していません。

どうやらガソリンスタンドで失くしたと考えるのが妥当なのではないかという気がしてきました。
ガソリンの支払いを済ませてレシートを運転席のポケットにクシャっと置き、クレジットカードを戻した財布を車の屋根に置いて給油して、、、
給油を終えて給油キャップを締めると、財布のことをすっかり忘れてそのまま走り始めたような・・・

さてさて。
どうしましょうか。。。

財布を諦めてカルカッソンヌを観光するか、探しにモンペリエまで戻るか。。。

幸い、まだお昼前です。
モンペリエまで戻るとしても片道1時間半かからないくらいでしょう。
うまく見つかれば午後3時ごろには戻って来ることができそうです。
でも、もし私の推測どおりガソリンスタンドで財布を落としたとして、果たして出てくるでしょうか?
いやいや、そもそも財布を失くしたのがガソリンスタンドなのかも定かではありません。
その場合は宿まで戻ってみる必要がありそうですが、ガソリンスタンドから宿まではほんの数百メートルです。
考えているうちに財布を車の屋根に置いたのはスーツケースを車に積み込むときだったような・・・・

私はモンペリエへ戻ることを決断しました。

続きはまた次回に。

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プロバンス記 その28 モンペリエ

mon1

さてさて。
古代ローマの美しい遺跡が立ち並ぶニームを後にした私は次なる目的地モンペリエに到着しました。
中世からの大学街であるモンペリエは今でも国際色豊かな学生の街。
特にモンペリエ大学の医学部はパリ大学と並ぶエリート医師を輩出することで有名だとか。
ニームから南西に30kmくらい、地中海から内陸に10kmくらいに位置することから、ここはもはやプロバンスではありませんね。
それほど大きくない中程度の都市だと思いますが、プロバンスの小さな村々をほっつき歩いてきた私には久しぶりの大都会!
グーグルに言われるがままに交通量の多い道路をドギマギしながら車を運転し、何回か道を間違てやっとのことで予約した宿に辿り着きました。

今回の宿は中心街を少し外れたところにある瀟洒な住宅街にありました。
入り口の門のインターフォンで名前を告げると重たい鉄製のゲートがゆっくりと開きます。
駐車場に車を停めて建物のエントランスまでスーツケースを引いて100mほど歩きました。
手入れの行き届いた中庭は背の高いプラタナスの木々からの木漏れ日が心地よく、小鳥のさえずりも聞こえてきて、「今回の宿もいい感じだなあ~」なんて自分の選択眼に満足していたのですが、、、

エントランスを入るとそこはどうやらダイニングになっているようで大学生くらいの若者が3~4人で食事をしていました。
他に人影が見当たらないので私は彼らに聞いてみました。
「フロントはどこか知ってる?」
「え?」という表情で彼らは互いに顔を見合わせました。
「ここはB&Bじゃないのかな?」
「そう。B&Bだよ。」
よく見るとエプロンをした人や作業着っぽい人もいるのでどうやら彼らはB&Bのスタッフのようです。
大学生のアルバイトかなと思いながら、
「なんだよかった。私は予約したタチゾノだけど。。。」
「えっ?!」
彼らは再び驚いた表情で互いに顔を見合わせて、それから訝しげに私に視線を戻します。
「あれ?予約したはずなんだけどなあ・・・」と私。

彼らは再び互いに見合って、そして、、

 

mon2

爆笑し始めました。

やられました!
どうやら完全にからかわれていたようです。
「悪ぃ、悪ぃ、、でも面白かっただろ?」みたいなことを言いながら私の肩をバンバン叩いてきます。

いやいや。。。
まったく。。。

東洋人は若く見えるから分からないかも入れないけれど、たぶん私はあなた達の倍以上生きてるんですがね。。
それとも彼らの悪ふざけは相手の年齢を問わないのかな?

それでも通された2階の部屋はベッドも窓も大きくて天井も高く広さも十分。
掃除もきちんと行き届いていて文句なしの完璧ないい部屋でした。
だから、ま、許してやろう。
なんてね。

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プロバンス記 その27 ニーム

 

nime1ニームという街のカフェで、私の隣の席で40代とおぼしき美しい女性とランチを楽しんでいたおそらく80代であろう男性に「どっから来たんだい?」と声を掛けられました。

アルルを後にした私の旅の次なる宿泊地はモンペリエですが、その前に古代ローマの時代に栄えたニームという街に寄り道したときのことです。

 

現代ではこの地域の県庁所在地となっているニームは古代ローマ時代から栄えた街です。
このブログの「プロバンス記 その1」で登場したポン・デュ・ガールという巨大な橋を建設してまで古代ローマ人が水道を通したほどなので、当時から有力で重要な街だったのでしょうね。
円形闘技場や神殿、水道跡など多くの遺跡が今も立ち並んでいて華やかりし頃を偲ばせます。

プロバンスの歴史ある古い街は見るとだいたい一目で成り立ちがわかると本で読んだことがあります。
ニームやアルル、オランジェなど平地にあって街の周囲に城壁のない街はたいていその起源を古代ローマまで遡るだそうです。
「パクスロマーナ」といわれるローマによる平和を謳歌していた時代は街を襲う敵の心配がなかったので、交通の不便な急峻な山の上に街を作る必要もなければ、街をぐるりと取り囲む城壁も必要もなかったのだそうです。
ローマ帝国が滅びた後は常に周囲を敵に囲まれた状態になったので、街を防御しやすい山の頂上に作り周囲を城壁で囲むようになったとか。
急峻な山の上に築かれたゴルドやルシヨン、キュキュロンやメネルブなどはいかにも中世の街でした。
nime

 

お話しを2018年6月のニームに戻しましょう。
カフェで偶然隣り合った80代とおぼしき紳士は、品の良い身なりとチャーミングな笑顔で私に話しかけてきました。
「日本から来ました。」と答えるとにっこり笑って
「そうか、そうか。私の妻はバスク人なんだよ」と、自分の年齢の半分ほどであろう女性を指さしながら言いました。
その瞬間、私は自分が何を期待されているかを悟りました。
お任せください、お爺様。
だてに30年も接客業をしてきたわけではありませんよ。
私は自分の小さな目を倍くらいに大きくして彼らふたりを見つめながらひと呼吸おいて「えーっ!ご夫婦なんですか?」と問いました。
このとき私の瞳に紳士に対する畏敬の念が映ったように見えたに違いありません。
「わが意を得たり」とばかりに、紳士はウインクしながら親指を立てて見せます。

彼は続けて奥様が心理学者で大学教授であることや本を執筆中であることなどをいかにも得意げに教えてくれました。
ようするに奥様の自慢がしたいのと、若くて美人で教養のある女性を妻にしている自分のことをすごいと思って欲しいのだなと私は確信したのです。
奥様はというと、ご主人が英語に窮すると私にもわかる簡単な英語で素敵な笑顔とともに通訳してくれます。
思わぬ話し相手をランチタイムに得た私は嬉々として彼らとの会話を楽しみました。
紳士は何度も奥様を「バスク人なんだよ」と、茶目っ気たっぷりに笑いながら話しました。
私はこのこと(バスク人であること)が何を意味するのか実は今もってわかりません。
でも、きっと彼らの社会では何らかの意味があるのでしょうね。
複雑なヨーロッパの社会を笑いとともに生きる素敵なご夫婦との食事は、私をまた元気にしてくれました!

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2月のシフトのご案内

 

shift02こんにちは。zonoです。
今年の冬は寒さがゆるいですね。
例年より雨の日が多くて乾燥が少ないので静電気に悩まされることもあまりないように感じますが、油断は大敵。
皆様、風邪にはくれぐれもご注意くださいね。

2月のシフトが決まりましたので1月の残りとあわせてお知らせ致します。
2月もAVASHをどうぞよろしくお願いします。

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【2月のスタイリストのお休み】
火曜日は定休日となっております。
立薗信幸  13(木),19(水)
岩根陽一  5(水),20(木),26(水)
樋渡ゆかり 7(金),12(水),21(金),28(金)
ミネタショウゴ 6(木),10(月)

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【1月のスタイリストの残りのお休み】
火曜日は定休日となっております。
立薗信幸  23(木)
岩根陽一  22(水),31(金)
樋渡ゆかり 15(水)~17(金),20(月),24(金),29(水)
ミネタショウゴ 30(木)

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プロバンス記 その26

 

0108アルルでの3日目の朝。
8時ごろに目覚めたら財布もスマホも見当たりません。
ベッドのサイドテーブル、部屋の入り口のコンソール、洗面所などなど。
昨夜来ていた服のポケットや外出の時に持ち歩く小さなカバンの中、などなど。
探してみてもどこにも見当たりません。

記憶を整理してみましょう。

昨夜無事に宿に帰ってきたということはレストランでの会計はきちんと済ませたということなのでレストランに忘れたわけではない。

レストランから宿までは歩いて帰ってきましたが、途中に店など1軒もないので落としていない限りは宿まで財布を出していない。
宿に戻ってセバスチャンとラウンジで酒を飲みながら話したときは・・

そうでした!

ズボンの後ろのポケットから財布とスマホを出してテーブルの脇に置きました!
2階の部屋から1階のラウンジに急いで下りてみると、、、

そこにありました。
間抜けな私が昨夜置いたままの状態で財布とスマホがテーブルの上に恥ずかしそうに並んでおりました。

すごいぞフランス!
失くした財布が出てくるのは日本だけじゃないんだ!

しばし感動・・・・

そしておそらくグラスを片付けるときに気づいていたであろうセバスチャンに感謝!
プロバンスっていいところだな~・・と、つくづく思いました。

めでたしめでたし^^;

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